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いい年して自立せず実家に住んでいるのはただの「甘え」です。成長するためにも早く一人暮らしをしましょう

今回は、「実家ぐらしの人が甘えている」という話について。

私は会社から電車で30分程度の場所で一人暮らしをしています。

一人暮らしをはじめて一番痛感したのが、「家事が大変だ」ということ。一人で家の仕事をなんでもこなすのは、とにかく時間と手間がかかります。今まで甘えていた自分への自戒もこめて、言い訳ばかりして一人暮らしに踏み切らない人へのお話をさせていただきたいと思います。

学生ならまだ良いですが、自活できる年齢と収入があるなら、今すぐ一人暮らしを始めるべきだと私は常日頃から考えています。

確かに実家暮らしは楽

実家ぐらしは確かに楽でしょう。黙っていても親がご飯を作ってくれる。気付いたらお風呂も湧いている。洗濯機に服を入れておけば、晴れた日に親が洗濯しておいてくれる。それなのにお金は減らない。まさに天国です。

楽を捨てて、自分で家事をこなすのは確かに大変です。

ですがその家事の中で、自分が成長している確かな実感を得ることもできます。この充実感は、実家ぐらしでは決して味わうことのできなかった感覚だと思います。

楽な生活を送っても少しも成長しない

実家ぐらしを継続するのは簡単です。厳しい親でないなら「出て行け」とも言われないかもしれません。

ですが、私はそれではいけないと思っています。どこかで実家ぐらしに区切りをつけるべきです。

なぜなら、親元で暮らしていても一切成長がないからです。いつか親元を離れて、自分に負荷をかけながら生活しないと、絶対に成長できません。

「自分に負荷をかける」のは確かにストレスです。誰しもストレスから逃れた生活を望んでいるはず。ですがいい大人なら、自己実現のためにあえて自分に負荷をかける気概も必要ですよね。

「お金がない」はただの言い訳

一人暮らしに踏み込まない人の言い訳で圧倒的に多いのが、「お金がない」ことでしょう。確かに、賃貸契約や引っ越しなど、初期費用はそれなりにお金が必要です。しかしその初期費用は貯金を切り崩すなり、親に借金するなり、やりようはあるはずなのです。そもそも実家ぐらしなのに貯金がない自分にも問題を感じるべきでは?

「お金がない」から仕方ないと言うのは、ただの言い訳でしかありません。

お金の管理を学ぶためにも一人暮らしをするべき

いざ生活がはじまってしまえば、お金のやりくりはなんとかなります。というより、なんとかしないと生きていけないのですから、なんとかするしかないのです。一般企業で正社員として働いている程度の収入があれば、十分一人で生活できるはず。

そしてその「やりくり」する能力を身につけるためにも、一人暮らしをするべきなのです。「家賃がこれくらい、食費にはこれくらいのお金がかかるから、残るお金はこれくらい。このお金は貯金に回す…」など、お金を管理することで自分を律する能力が身につくのです。

お金を管理する能力は、生活だけでなく仕事上でも間違いなく役に立つ能力です。

実際私の身の回りを見回しても、実家ぐらしの人よりも一人暮らしの人の方が、仕事のスキルが高いイメージがあります。

実家でのうのうと暮らしているような人が借金で悩むのでは

実家で暮らしても、自分の好きなように、好きなだけお金を使ってしまうでしょう。

そのままではいつまで経ってもお金の管理能力はつかないということは、上で述べた通りです。

ここで私はハッとしました。カードローンやクレジットカードのキャッシングに頼ってしまうような、自分のお金を節制する能力に劣っている人は、長年の実家で暮らしているような人ではないかと。自分を律する力も、お金の管理能力も乏しい人が、生活に困って「借金」に頼るのです。

少し話は変わりますが、どこかのデータで、一人暮らしをしている人の方が結婚率が高いというものを見たことがあります。生活力が乏しい人は、異性から見ても魅力がないことの証左ですよね。

現在実家ぐらしのあなたも、自らの意思で自立するためにも、一人暮らしをはじめてはいかがでしょうか。