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どうして痴漢が発生するのか?痴漢を撲滅するためにはどうしていくべきなのか

最近「痴漢」に関する話題がとてもホットです。

 

先日、東急田園都市線沿いで起こった「痴漢」にまつわる事件で、東急田園都市線の運行がストップ。田園都市線沿いで暮らす私は、渋谷駅からの振替バスに乗って家に帰ることとなってしまいました。

痴漢疑われた男性 はねられ死亡 逃げようとしたか | NHKニュース

 

昔から決して無くなることのない「痴漢被害」。そもそもどうして痴漢はいなくならないのか。痴漢を犯す犯人は、なぜその犯行に及んでしまうのか。考えてみました。

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なぜ痴漢が痴漢行為をするのか

まずは、そもそも痴漢行為を行っている「犯人」が、どうして痴漢をやってしまうのか。その理由を考えてみましょう。

私含め一般男性には、「電車内で女性に触れる」という行為を理解しかねますが、そこで考えを止めては問題解決には至りません。少し折り入って考えてみましょう。

通勤通学電車が混雑している

電車内環境の要因は大きいです。電車内が他人と距離を取ることができるほどに空いていれば、痴漢被害はかなり減るはずです。

知っての通り、都心の通勤通学電車はとても混雑しています。乗車率が100%を上回るのなんて当たり前。過去このブログでも、東急田園都市線が混雑している、といった内容の記事を書きました。

東急田園都市線の混雑がひどい!混雑は改善されるのか? - マネータイムズ

日頃のストレスによるうっぷんを晴らすため

日々の生活で何も不満なく、順調な毎日を送っていれば、そもそも痴漢なんて思いつかないのではと私は思っています。

つまり、痴漢の犯人は皆一様に「ストレスフル」な生活を送っているということ。このストレスによるうっぷんを晴らす目的で、痴漢を起こしてしまうのではないでしょうか。

それにしても自身のもやもやを、偶然同じ電車に乗り合わせた女性にぶつけるなんて、最低ですよね…。

今回の記事でも、この「ストレス」と「痴漢」というテーマを主に、考えていきたいと思っています。

当然ですが、痴漢行為でストレスを発散するべきではありません

改めていうまでもないことですが、ストレスを発散する手段として「痴漢」は最悪です。ストレスが溜まっているなら、もっと別の方法でストレスを発散するべきなのです。

思考が停止している状態か

私が思うに、痴漢を犯してしまう人は、ストレスなどの要因でもはや「考える力」が脳に残っていないのではないかと考えています。少しでもまともに考える力が残っているならば、痴漢なんて考えないだろう…というのは上でも述べた通り。

痴漢の犯人はまるで、うつ病患者のように、まともな思考回路が働かない状態に追い込まれているのでは…?もはや前頭葉で「やって良いこと」「しては駄目なこと」の区別がつかない状態になっている人がほとんどではないでしょうか?

では悪いのは「ストレス社会」なのか?

じゃあ本当に悪いのは、そこまでストレスで追い込まれるほどの人を生み出してしまう、「ストレス社会」なのか?と思ってしまいますよね。

これは単純な話ではありません。これに対する私の答えはイエス&ノー。どちらも正解であり間違いだと思っています。ストレスフルな日本社会に問題がある反面、ストレスを自分で上手に手放せない犯人にも大きな問題があると思っています。

生活の軋轢、欲求不満、目先の心配事、そして混雑している通勤電車。これらの要素が絡み合って、痴漢が生まれるからこそ、痴漢問題の解決は難しいのです。。

私が思うに、「痴漢」は一車線でそう何人もいません

最近良く耳にする「痴漢」という言葉ですが、私は日本全体でもそう大した数の痴漢はいないのでは…と考えています。

数少ない痴漢が、復数の、不特定多数の女性を触る。その痴漢被害を受けた女性がそれぞれ被害を訴える。そうすると、痴漢本人の数は少なくとも、痴漢件数自体が多くなってしまうのです。

ですから、今後の国や鉄道会社の取り組み如何では、「痴漢被害撲滅」もそう遠くないと考えています。

痴漢が発生しにくい仕組みづくりと平行して痴漢の根本原因が無くなる仕組みが必要か

痴漢が発生しない通勤環境を作るためにも、やはり電車の混雑状況を見直すのは急務です。混雑してない電車内ならば痴漢はぐっと減るはず。

そして「働き方」など、日本の社会情勢の見直しも待たれます。データこそ見つかりませんでしたが、日本社会の景気が上向きになれば、痴漢被害も減るはずです。

痴漢被害を減らすための対策を、今後多角的な目線から考えていくべきではないでしょうか。

痴漢にまつわる事件で死人が出ている状況、もはやただ事ではありません

この間の青葉台駅での事件、とうとう死人が発生する事態となりました。以前も痴漢の疑いがある人が線路に降り立つなど「危ない」と言われる事態が起こっていましたが、とうとう死人が出るまでとなった「痴漢」。

もう誰にとっても他人事の話ではありません。「厄介だな」で済まされる話ではないのです。個人としてできるのはせいぜい「冤罪をかけられない意識」を持つことくらいですが、今後何らかの対策を国や自治体、鉄道会社に求めるばかりです。