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お金について学べるおすすめ小説5選をまとめてみた

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みなさん、最近小説を読んでいますか?

社会人になると仕事が忙しくて、ビジネス書には目を通すけど、なかなか小説を読む気にはならないという方も多いのではないでしょうか。

しかしイギリスのサセックス大学の研究チームによると、読書をすることでストレスの68%は解消されるとか。(とくに小説)

www.reve21.co.jp

ストレス社会に生きる私たちには、一杯のコーヒーよりも読書をする時間が求められているのです。

そこで今回は、ビジネスマンにもおすすめのお金(経済)のことについて学べる小説をご紹介。

経済小説は外しているので通勤中でも気軽に読めると思います。

どれも実際に読んで面白かった作品なので、最近小説を読んでないな~という方は是非読んでみてください。

海賊と呼ばれた男

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永遠の0」で知られる百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」は、2013年に本屋大賞を受賞し、2016年には映画化もされました。

戦前から戦後にかけて日本石油産業を牽引した英雄・国岡鐵造の生涯を描いた作品で、日本が戦後どのように復興したかも史実に基づいて描かれています。

戦後アメリカの占領下にありながら、日本企業が世界と戦うのはどれほど大変なことだったのか。

この小説を読めば、戦後からの日本経済の成長がなぜ奇跡と呼ばれるのか理解できると思います。

石油業界というあまり触れられることのない世界も詳しく知ることができるので、世界情勢を知る上でもおすすめの一冊です。

火車

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クレジットカードや消費者金融からの借金によって、自己破産まで追い込まれた女性を描く社会派ミステリーです。

サラ金問題や多重債務問題など一昔の金融業界の闇を描いており、小説として面白いだけでなく借金の恐ろしさも学ぶことができます。

火車は90年代に書かれた作品ですが、現在でもカードローンやキャッシングが原因で、破産まで追い込まれる人は後を絶ちません。

2016年には銀行カードローンの隆興によって、13年ぶりに自己破産の申し立て件数が増えるなど、借金問題はなかなかなくならないのです。

借金について正しい知識を身に着けておくというのは、社会人として当然の義務だと私は思います。

リプレイ

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もし未来の知識を持った状態で過去に戻れたら、あなたはどうしますか?

今作品の主人公はある日心臓発作によって倒れますが、目を覚ますとそれまでの記憶を引き継いだまま、高校生時代へと時を遡ってしまいます。

彼は未来の知識を活かして起業し大成功をおさめますが、この作品はただ過去に戻るだけではありません。

以前の人生で心臓発作を起こした日になったとき心臓発作に襲われ、再び過去へと戻ってしまうのです。

繰り返される人生の中で、彼は成功を求めることもなく、ただただ静かな暮らしを求めるようになります。

経済的な成功だけで人は幸せになることはできない。当たり前のことですが、読んだ人の心に何かしらのメッセージを残してくれる名作です。

シンプル・プラン

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雪道で墜落した飛行機から440万ドルを見つけた3人は、お金が安全なものと分かれば山分けをするシンプルなプランを立てます。

しかし大金を目の前にすれば、友人や家族であっても正常のままではいられません。

互いに疑心暗鬼になっていき、主人公は誰も信用できないようになってします。

たった半年の間に幾つもの事件が起き、最後には取り返しのつかない悲劇が…。

人生で最も大切なものはお金ではない、というのは誰もが分かっていることです。 しかし人間はお金のことになれば、大切なものを簡単に見失ってしまうのも事実です。

シンプル・プラン目の前の生活を大切にして生きる尊さを、シンプルに教えてくれる作品です。

ゲームの達人

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アメリカの経済界で成功した一族を描いた長編小説。

老女の「ビジネスはゲームだ」という言葉から物語は始まり、1880年代のダイアモンドラッシュから現代のアメリカ経済まで、3代に渡るブラックウェル一族の回想がはじまります。

上・下巻に分かれており、かなりのボリュームですが、この作品だけで近代のアメリカ経済の流れを掴むことができます。

現代版の「風と共に去りぬ」ともいえる作品で、世界経済の大まかな歴史を知っておきたい方にもおすすめです。

ビジネスはゲームか?という問いはともかく、主人公一族の目標を成し遂げることへの強い意志は、成功者を目指す人のお手本になるのではないでしょうか。

調べてみて初めて知ったのですが、2000年に日本でテレビドラマ化されていたみたいですね(笑)

南アフリカ満州に置き換えられるなど、大胆なアレンジを加えてるみたいです。

 

…面白くなさそう!

 

ということで、いかがでしたか?

今回は経済小説を抜きにして、お金について学べるおすすめ小説を紹介しました。

借金の恐ろしさ、国内外の経済情勢、そしてお金の大切さなどなど。

小説であればただ情報を得るだけでなく、考え方や感受性も成長させることができます。

最近小説を読んでないな~という方は、ぜひ今回紹介した作品を読んでみてください。