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Googleはコンテンツの「愛」を理解するアルゴリズムを作ったのか?そうは思えません

私が愛読している「クレジットカードの読み物」さんがアップした記事が、今週話題になっています。

cards.hateblo.jp

Googleの社員が、コンテンツ作りで重要なのは「愛」だと語ったことについて、クレカさんの言及記事です。

クレカさん、そしてGoogle社員の言うことを真に受けるなら、Googleは「コンテンツの愛」を理解して、愛をコンテンツ評価項目の一つとしていることになります。現代はAI全盛期時代、AI技術はそこまで高尚になったのでしょうか。

ハッキリ言って、私にはそうは思えません。

コンテンツの愛=サイトの作り込み=ユーザーの滞在時間になっただけ

コンテンツの「愛」なんて、一般ユーザーから見ても、読み取るのが難しいものです。

ましてやGoogleのAI、機械が読み取ることができるとは思えません。第一「愛」って何?定義は?

私は、Googleが話す愛っていうのは結局、クリエイターの「サイトの作り込み度合い」を指す言葉だと思っています。

どれだけ熱心に、サイト作りに時間をかけているのか。つまり、どれだけユーザーニーズを網羅した長文記事を書いているか。また、CSSのコードはじっくり作り込まれているか。スマートフォンユーザー向けのページを用意しているか…等。

そしてページを作り込んだ結果、ページに訪れたユーザーが、長い時間滞在してくれているか。それらの「データ」をGoogleが読み込んで、独自の審査基準で「評価」しているに過ぎないと思っています。

Googleが「評価基準」を詳しく言及するわけないですよね

Googleから、コンテンツのどこを見て評価しているのか。その評価基準をわざわざ詳しく教えてくれるわけありません。

Googleからすれば、リンクに頼らない、作り込まれたコンテンツが増えることは喜ばしいことです。

そうした、「SEO施策に頼らない、良いコンテンツを作って欲しい」という願いが、「愛あるコンテンツを作れ」という発言につながっているのです。

正解はわかりませんが、私はGoogleが「愛」を評価することができるようになったとは、思っていません。

コメントが集まるコンテンツ=愛

この漠然とした「愛」を測る基準として、コンテンツに集まる「コメント」の数、拡散した規模も関係すると思っています。

良いコンテンツには、閲覧したユーザーがSNSで共有する、さらにコメントを残す。つまり、コンテンツを見たユーザーの「意思」が強く介在するということです。Googleはこの、コンテンツに集まった「人間の意思」を見て、コンテンツの愛を測るのではないでしょうか。

現代の特に若者は、「SNS」での情報発信に熱心です。

SNSでどれだけ拡散されているか」「どれだけ多くのPVを集めいてるのか」という項目を、Googleが無視するわけがありません。

爆発的にSNSで拡散されると検索順位が向上する

過去、バーグハンバーグバーグのコンテンツが、SNSで大量拡散されたことによりGoogleの検索上位に上がった例をみました。

SNSで拡散されたから検索上位に上がった…という確信はありませんが、他に上がる要素も見つかりません。

具体的に言うと、バーグハンバーグバーグが制作した、「株」に関するコンテンツです。

【株の知識ゼロ】バカが考えた株の漫画

今でこそこのページは、「株」という検索ワードで3位です。しかし公開直後、爆発的に拡散された時「株」でこのページが一位でした。文章もほぼ入っていませんし、「キーワードの出現率」などで上がったとは考えにくいですよね。

コンテンツには手間と時間をかけましょう

コンテンツの愛を数値化することで、Googleはページを評価することに成功しています。

ユーザーの「時間」や「手間」をGoogleは数値化するのです。Googleの求める「愛あるコンテンツ」にするには、コンテンツに訪れた人の心を動かし、数値に換算したとしてもGoogleが評価せざるを得ないものを作るしかありません。

結局、以前とやることは変わっていないのかもしれません。じっくりコンテンツを作っていき、誰が見ても恥ずかしくないものにすること。

ここに尽きるのかもしれませんね。