弁護士ドットコムのお金に関する相談がカオスという話
みなさん、突然ですが「弁護士ドットコム」というサイトを知ってますか?
日本最大級の法律相談ポータルサイトであり、Yahoo!ニュースでもコラム記事が取り上げられることも多いので、一度は目にしたことがある人も多いはず。
その中でも「みんなの法律相談」というサービスは画期的!
離婚・相続・ネットでのトラブルなど、会員登録をして簡単な概略を書いて相談すれば、全国の弁護士がコメントで回答してくれるという大変便利なサービスです。
弁護士だらけのYahoo!知恵袋みたいな感じです。
取り急ぎで作ってみました。
ちなみに2017年3月30日時点では、なんと1万2627人の弁護士が会員になっており、相談数は53万4000件を超えています。
そこで今回は「弁護士ドットコム」に寄せられたお金に関する質問の中で、個人的に引っ掛かった印象的な案件を紹介していきます。
ケース1 消費者金融にまつわるトラブル
まずはこちらのケースをどうぞ
画像の文章を読むのが面倒な方のために簡単に説明。
元カレに消費者金融のカードを預けたままにしていたら、勝手に使われて催促状が…。元カレを問い詰めると「過払い金請求するなら全額払ってやるよ!」と言われちゃった。どうしよう…という内容です。
いや、バカっ!
消費者金融のカードを彼氏に預ける状況ってどんな状況なんでしょう。
きっと相談内容には書かれていない裏事情があるんでしょうね。
彼氏も一応金融の知識があるのか、彼女に「過払い金を請求しろ!」と条件を突き付けているのが面白いです。
ちなみに元カレがお金を借りたのが3年前ということなので、完全に貸金業法が改正されて以降の借金です。
過払い金が発生している確率は限りなく0に近いのですが、彼氏は分かっていて言っているのでしょうか。
ケース2 仕事の早い弁護士選手権
相続手続きのカテゴリにあった質問ですが、質問者はかなりイラついていますね。
誤字もあるあたり、急いで質問していることが伺えます。
ちなみにこの質問は、2017年3月25日の8時42分に公開されていますが、一番早い弁護士の方はわずか20分で回答しています。
これは仕事が早いですね。この弁護士に依頼できれば質問者も納得できるでしょう。
ケース3 怖すぎる引っ越しトラブル
※長文なのでリンク先をご覧ください
これは怖い。
明らかに違法な取り立てですが、相手がどこの業者かも分からないので手の出しようがないんですね。
おそらく入居して半年のあいだに、前住人の債権が債権会社に回されて、質の悪い業者が最終的に買い取ったのだと思われます。
しかしある日いきなり身に覚えのない取り立てが来たら、トラウマものですよね。
とくに落書きは世間体もあるので、手遅れになる前に家を出た方がいいと思います。
こんな風になってからでは遅いですからね…。
画像元:http://photozou.jp/photo/show/1417151/112429236
ケース4 別れた腹いせに…?
さっと読んだだけでは、一人の女性が過去の当て逃げに心を痛めているように見えます。
しかしこの事件、本当にそんな単純な話なのでしょうか?
考えてみてください。
なぜ彼女は4年半経って自ら警察に届け出を出そうとしているのでしょうか。
そして自分が有罪になるか確認しているあたり、裏の意図を深読みしてしまいますね。
タイトルでは自分が有罪になるか訊いていただけなのに、本文の最後では警察にと届け出を出す方法を聞いています。何だかぞっとする質問です。
ちなみに回答はこちらです。↓
あて逃げ、同乗者の私も罪になりますか? - 弁護士ドットコム
良かったね、彼氏(元カレ?)さん。
ケース5 不倫・借金・DVのトリプル役満夫
清々しいほどのはずれを引いた奥さんのお話。
長文要点がつかみづらいという方のために、モラハラ夫の悪行をリストにまとめてみましょう。
- 結婚1年でW不倫
- 相手の主人に慰謝料を請求される
- 妻を無視して家庭内別居をはじめる
- 離婚の話し合いをすると脅す
- 外泊をする
- ギャンブルをする
- 貯金を勝手に使う
- ペットをいじめる
- 食事を捨てる
- 借金を抱えている
- 「借金がある俺からは慰謝料はとれないぞー」と笑う
- ↑これらを妻のせいにする
凄いですね、トリプル役満って感じですね。
ちなみに私は麻雀を全く知らないので、トリプル役満の意味が分かってないですが、とりあえず相談者が一刻も早く家を出られることを祈っています。
いかがでしたか?
今回は弁護士ドットコムの「みんなの法律相談」の中から、個人的に気になる相談をまとめてみました。
他の相談掲示板とは違って、みんな真面目に相談している分、現代社会の闇が浮き彫りになりますね。
登録している弁護士が多いので、どの質問も数分で弁護士から回答が投稿されています。
急いで解決したいトラブルを抱えている方は、弁護士ドットコムで相談してみよう!!
※当ブログは「弁護士ドットコム」と何の関係もなく、広告収入なども一切いただいておりません。