事故でお金は手に入るかもしれないけど、そこで失ったものは一生戻ってきませんよという話
今回の話は今から5年以上前のこと。私がまだピチピチの頃の話です。
ある、6月の梅雨の日。
バイト先の喫茶店へ向かう途中の道で、自転車に乗っていた私は、道路を横断してきた車に轢かれました。
私が事故を起こした道路は、車の制限速度20キロの、住宅街のど真ん中の道。後の調べで、私を轢いた車は、50キロ近く出していたそうです。
車に轢かれる感覚…みなさんはご存知でしょうか。実は私もよく知りません。なぜならその日の記憶は、朝からすっぱり無くなっているのです。恐怖が度を超えると、脳はその記憶を消すのだと、後で脳外科のお医者さんが教えてくれました。
その後脳の記憶が始まるのは、1ヶ月ほど後の話になります。
2ヶ月間の入院のはじまり
私が車に轢かれたのは、学校を卒業した春の終わり。ですが私が病院を退院したのは夏真っ盛りでした。事故した日から2ヶ月間の入院生活の始まりです。
2週間の眠りから覚めた私(その頃の記憶はまだない)を待っていたのは、機能がガタ落ちになった身体を元に戻す作業。日々治療の日々です。
その間は地獄の日々を送っていました。地獄は言い過ぎかもしれませんが、身体の多くが麻痺で動かず、以前できていた動作がまったくできないストレスは、とても大きなものでした。しかも全身の骨がボロボロ。薬はたくさん飲む。つらみ。
私は右利きですが、右手が麻痺していたので、文字を書くこともできませんでした。しかも喉にはケーブルが入ってて喋れない。他人と意思疎通ができない状況です。
そんなひどい有様で、およそ一ヶ月間をすごしました。トイレ、お風呂も、看護師さんにつきっきりで世話されてました笑
治るのか?の質問に「わからない」の回答
入院中ある日私は不安になりました。入院中って暇なのでどんどん考えが暗い方向に行っちゃうんですよね。
私が思ったのは、「俺はずっとこの状態なんだろうか」。こんなひどい状態でこれからの人生送りたくないなあ。そう思った私は担当医に聞いてみることに。
「俺、身体治りますよね?」
「なんとも言えません」
今思えば、嘘でもいいからあの若いお医者さんに「治る」と言ってほしかった。あの会話で私は、「下手したら身体が一生このままなのか」という恐怖と戦うことになりました。
そこから、しばらく睡眠薬に頼る生活がはじまったのを覚えています。
治療費、その他費用は保険金で賄われた
入院費、治療費その他もろもろは、ほとんど保険金で賄われました。例えば入院中買う雑誌などすごく細かい支払いでもすべて、保険金がおりたと記憶しています。
しかしそれで私は「得した」なんて思うことができませんでした。死にかけた恐怖、身体が動かない恐怖、その他もろもろで金銭感覚なんて麻痺していました。
頭がまとまらなくて、看護師さんや、御見舞に来てくれた友人なんかに当たったことがあるくらいです。あの時はみんなに迷惑をかけました…申し訳ない…。
その後裁判へ
今でも信じられないことですが、この事故は軽い「刑事事件」となりました。なんと、高等裁判所での裁判にもつれこんだのです。
退院した私を待ち受けていたのは、「裁判」でした。
私は法廷内で意見陳述を述べることに。
ちなみに私は裁判ではじめて、私を轢いた相手の顔を見ました。加害者の男性が謝りに来たがるのを、親が止めていたからです。
私はそこで加害者の男性を見て、「気が弱そうな人だな」と思ったのを覚えています。
ちなみに、知らない人も多いでしょうが、事件の被害者が裁判に来ると、裁判所からお金をもらえます。なんの名目か忘れましたが、往復の交通費を差し引いてもあまるくらいの金額だったのを覚えています。おそらく、加害者側はもらえてないと思います。
裁判の結果は覚えていますが、はっきり言ってどうでもよかった。あの気の弱そうな男性が、もう人を轢くことが無ければ、それでよかった。重い処罰も望みませんでした。
今あの人はどうしてるんでしょうか。安全運転してくれてるだろうか。
2年間のリハビリ生活と、事故の置き土産
そこから私は2年間のリハビリ生活に入ります。走ったり細かい動作をしたり、脳トレみたいなこともたくさんしました。
そして結論から言うと、現在私は他人から見ると「むしろ健康体」に見まごうくらいの身体になりました。
そして若かった私は多少の保険金で懐が潤いました。
ですが、覚えてないものの、車に轢かれたあの日の恐怖。目が覚めて、身体が動かない恐怖。以前のように頭で考えられない恐怖。強い薬の副作用などで、ひどく辛い思いもしました。私は一生この記憶と、多少後遺症が残ったこの身体と、今後つきあっていくことになります。
これは、いくらお金をもらっても釣り合わないものです。
お金との付き合い方を見直しましょう
お金を手に入れる手段は多いです。悪いこと、自分を切り売りして稼ぐ方法。わざと事故にあって、慰謝料を請求する人も。
ですが、今回の私のようにお金を得ても、そこに喜びも達成感もない。
自分のできること、やりたいことを、少しでも人のために使って、これからの人生を大事に生きていきたいと、私はそう思っています。
弁護士ドットコムのお金に関する相談がカオスという話
みなさん、突然ですが「弁護士ドットコム」というサイトを知ってますか?
日本最大級の法律相談ポータルサイトであり、Yahoo!ニュースでもコラム記事が取り上げられることも多いので、一度は目にしたことがある人も多いはず。
その中でも「みんなの法律相談」というサービスは画期的!
離婚・相続・ネットでのトラブルなど、会員登録をして簡単な概略を書いて相談すれば、全国の弁護士がコメントで回答してくれるという大変便利なサービスです。
弁護士だらけのYahoo!知恵袋みたいな感じです。
取り急ぎで作ってみました。
ちなみに2017年3月30日時点では、なんと1万2627人の弁護士が会員になっており、相談数は53万4000件を超えています。
そこで今回は「弁護士ドットコム」に寄せられたお金に関する質問の中で、個人的に引っ掛かった印象的な案件を紹介していきます。
ケース1 消費者金融にまつわるトラブル
まずはこちらのケースをどうぞ
画像の文章を読むのが面倒な方のために簡単に説明。
元カレに消費者金融のカードを預けたままにしていたら、勝手に使われて催促状が…。元カレを問い詰めると「過払い金請求するなら全額払ってやるよ!」と言われちゃった。どうしよう…という内容です。
いや、バカっ!
消費者金融のカードを彼氏に預ける状況ってどんな状況なんでしょう。
きっと相談内容には書かれていない裏事情があるんでしょうね。
彼氏も一応金融の知識があるのか、彼女に「過払い金を請求しろ!」と条件を突き付けているのが面白いです。
ちなみに元カレがお金を借りたのが3年前ということなので、完全に貸金業法が改正されて以降の借金です。
過払い金が発生している確率は限りなく0に近いのですが、彼氏は分かっていて言っているのでしょうか。
ケース2 仕事の早い弁護士選手権
相続手続きのカテゴリにあった質問ですが、質問者はかなりイラついていますね。
誤字もあるあたり、急いで質問していることが伺えます。
ちなみにこの質問は、2017年3月25日の8時42分に公開されていますが、一番早い弁護士の方はわずか20分で回答しています。
これは仕事が早いですね。この弁護士に依頼できれば質問者も納得できるでしょう。
ケース3 怖すぎる引っ越しトラブル
※長文なのでリンク先をご覧ください
これは怖い。
明らかに違法な取り立てですが、相手がどこの業者かも分からないので手の出しようがないんですね。
おそらく入居して半年のあいだに、前住人の債権が債権会社に回されて、質の悪い業者が最終的に買い取ったのだと思われます。
しかしある日いきなり身に覚えのない取り立てが来たら、トラウマものですよね。
とくに落書きは世間体もあるので、手遅れになる前に家を出た方がいいと思います。
こんな風になってからでは遅いですからね…。
画像元:http://photozou.jp/photo/show/1417151/112429236
ケース4 別れた腹いせに…?
さっと読んだだけでは、一人の女性が過去の当て逃げに心を痛めているように見えます。
しかしこの事件、本当にそんな単純な話なのでしょうか?
考えてみてください。
なぜ彼女は4年半経って自ら警察に届け出を出そうとしているのでしょうか。
そして自分が有罪になるか確認しているあたり、裏の意図を深読みしてしまいますね。
タイトルでは自分が有罪になるか訊いていただけなのに、本文の最後では警察にと届け出を出す方法を聞いています。何だかぞっとする質問です。
ちなみに回答はこちらです。↓
あて逃げ、同乗者の私も罪になりますか? - 弁護士ドットコム
良かったね、彼氏(元カレ?)さん。
ケース5 不倫・借金・DVのトリプル役満夫
清々しいほどのはずれを引いた奥さんのお話。
長文要点がつかみづらいという方のために、モラハラ夫の悪行をリストにまとめてみましょう。
- 結婚1年でW不倫
- 相手の主人に慰謝料を請求される
- 妻を無視して家庭内別居をはじめる
- 離婚の話し合いをすると脅す
- 外泊をする
- ギャンブルをする
- 貯金を勝手に使う
- ペットをいじめる
- 食事を捨てる
- 借金を抱えている
- 「借金がある俺からは慰謝料はとれないぞー」と笑う
- ↑これらを妻のせいにする
凄いですね、トリプル役満って感じですね。
ちなみに私は麻雀を全く知らないので、トリプル役満の意味が分かってないですが、とりあえず相談者が一刻も早く家を出られることを祈っています。
いかがでしたか?
今回は弁護士ドットコムの「みんなの法律相談」の中から、個人的に気になる相談をまとめてみました。
他の相談掲示板とは違って、みんな真面目に相談している分、現代社会の闇が浮き彫りになりますね。
登録している弁護士が多いので、どの質問も数分で弁護士から回答が投稿されています。
急いで解決したいトラブルを抱えている方は、弁護士ドットコムで相談してみよう!!
※当ブログは「弁護士ドットコム」と何の関係もなく、広告収入なども一切いただいておりません。
承認欲求を金で満たそうとするのは可哀想
初めに断っておきたいのは、私は今回お話するすべての領域において、専門家でもプロでもありません。
学術的なお話も一切出てきません。 ただ、「新宿」という、「酔っ払い」を通り越した「妖怪」が集まる街で、6年ほどバーテンダーをやっていた時に見聞きした話からの考察です。
悪しからず、ご了承ください。
あと、かなり長文で読むのに時間かかると思うので、暇な時にどうぞ。
お金があっても無くても満たされない人たち
いくらお金を持っていても、満たされないものは満たされないのだと私に強く教えてくれた二人を紹介しました。
その「お金」が借金したものでも、元からあったものでも、何だろうと、お金が心を満たしてくれることはないのです。
逆に、私はこう思います。
目に見えないもののためにお金は使うべきじゃない、と。
お金なんて、「物々交換」の変わりに生まれたんですから、「物」のためにしか使っちゃいけないんです。
愛、友情、信頼、絆、夢、孤独、不安、劣等感、焦燥、悲哀。
そういった目に見えないものの為にお金を使って、成し遂げられた人は見たことがありません。
でも悲しいことに、目に見えないものにほど人はお金をつぎ込みやすいものです。
特に「愛」と「孤独」と「劣等感」は、我々バーテンダーですら「狙い目」として使うほど「金のなる木」でした。
先天的に皮膚など目につきやすい部分に、何かある人には積極的にこっちから握手やハグなどするだけで、簡単に落ちる。
ちょっと太めな女の子に「ありがとーまた来てねー」とハグする時には、ちょっとだけ持ち抱え上げると「重たいよ!?」と焦るので、「全然軽いじゃん」って言ってあげると、割と落ちやすい(男性スタッフに限る)。
「いつも頑張ってますもんね」「前から悩んでましたね」「ずっとウィスキー派なんですね」といった「いつも」「前から」「ずっと」などの「記憶に長期間留まっている」ことを示す前置詞を使うと、孤独に苛まれてる人は喜ぶ。
スタッフ同士で共有されてる「常連を増やす豆知識」の数々は、全て「愛」「孤独」「劣等感」を狙ったものでした。
当時は今ほどSNSが根付いてなかったんですが、今だったら「承認欲求」が「金のなる木」の総称となっていたでしょう。
それだけ金になるんです。
承認欲求はお金になる。それをご理解いただいた上で、逆に「承認欲求」のためにお金を使った人たちがどうなったか、2つの事例を紹介します。
妖怪と呼ばれるほどお酒を飲む人たちは、なぜ飲むのか
バーという場所には、本当に色んな人が来ます。
今日出所して来たというヘビーめな人から、奥さんと喧嘩して帰りにくいという可愛い人まで、実に様々でした。
誤解の無いように言いますが、バーに来る人の全員が満たされていないわけではありません(何を持って満たされている・満たされていないと言うのかにもよりますが。)
ただ、敢えて線引きをするのであれば、きちんと終電で帰る人は、少なくとも借金してまで何かを欲するほど飢えてはいなかったように思います。
だいたいあの街で「妖怪」と呼ばれるほどお酒を飲む人は、終電なんかで帰るワケが無いんです。 酔いと宵が増すごとに元気になるから「妖怪」なのです。
「お化け」ではなく、「妖怪」なのは、多分朝になっても消えないからじゃないでしょうかね。
……ちょっと話が逸れました。 早速、借金してでも何かを欲する妖怪の話をしましょう。
借金してでも奢りたがる!ありがとう妖怪
バーという場所では、基本的に皆本名を知りません。
知ってても苗字だけとか、下の名前だけとか。
そんな中でも特殊な名前で呼ばれていた男性がいました。
その名も「BJ」。
一見クール()なあだ名に見えますが、なんてことはありません。
酔っ払って、顔から線路に落ちて、額に斜めのキズがあるから某闇医者の名前をつけられただけです。
しかし、BJの特徴は、その額の傷だけではありません。
彼は、酔えば酔うほどに「奢りたがり妖怪」になるのです。
しかも老若男女問わず。
若くて可愛い女性にだけではなく、分け隔てなくお酒を奢るので、飲んだくれには神様のようにも思えますが、ところがどっこい。
彼は、実は「ありがとう妖怪」だったのです。
感謝され、必要とされ、この店に欠かせない存在であることを認識させて欲しい。
それこそが彼の本当の欲求だったのです。
もちろん、彼がとてつもなく高給取りでそうしてるのなら、私も何も思いません。
ありがてぇーってビールを飲むだけです。
感謝も信頼も金では買えないんです
問題なのは、彼が決して高給取りなんかではなく、一番安い飲み物でも700円もする店に週3で通い、奢りまくるために借金していたことです。
幸か不幸か、BJはかなりおカタいお仕事についていて、消費者金融なんかが諸手を挙げてお金を貸してくれる職種だったため、どんどん審査に通るし、どんどん借金を重ねて行けてしまいました。
BJが高給取りでない事は身なりや言葉の端々から容易に想像つきましたし、お財布の片隅に見える黄金色のカードが、キャッシングの会員カード(?)であることは、彼が酔っ払ってクレジットカードと間違えて差し出した時に知ってしまいました。
貰う方としても、借金したお金で奢られるお酒は正直あまり美味しく感じません。
だから、「今日はそろそろやめといた方がいいんじゃ?」「せめて本当に仲良い人だけにしよう?」といった提案は何度もしましたが、BJは全く聞き入れません。
そんな言葉より、BJが求めてるのは、「BJさんがいなくなったら、ウチの店潰れちゃいますよ」という言葉。
頼られたい、必要とされたい、感謝されたい。
そんな欲求が見え隠れしてるので、「俺が奢る酒は美味いだろ?」「もっと美味そうに飲め」などの発言も飛び交っていました。
端的に言うと、どんどん恩着せがましくなったんです。
金で恩を買おうとした男の末路
1回見ただけで、金銭感覚が狂ってることが分かる飲みっぷりでした。
一杯最低700円とはいえ、チャージも無ければボトル制度もないバーで、毎回2万近く払うなんて異常です。
多分悪い人から見たら、カモがネギもコンロも土鍋も豆腐も背負ってるように見えたでしょう。
何かよく分からない詐欺に引っかかってしまったという噂を最後に、BJは二度と店に顔を見せなくなりました。いえ、見せられなくなってしまったんだと思います。
数年後、たまたまBJと同じ会社で働いてるというお客さんが来たので、「こんな人知りません?」って聞いたら、「ああ、自己破産した人ですね」って教えてくれました。
その話を聞きかなり心が痛みましたが、そうやってBJが来なくなっても、私を含め誰も本気で心配する人はいませんでした。
「聞きましたよ、大変でしたね。あの時のお礼に、飯くらい奢りますよ」
「恩返しに、今度は僕が奢りますから、一緒にあの店で飲みましょうよ」
なんて声を掛けた人は誰もいなかったんです。
借金して人から感謝の言葉を引き出そうとしてもダメなのだと分かりました。
でもこれは、借金のせいで心が歪んでしまい、余計枯渇してしまっただけなのでは?
とも思いました。
そこで、BJの対比として、生粋のお金持ちで、蝶よ花よ姫よ女神よとチヤホヤされて生きてきた女性の話もしてみます。
生まれながらのお嬢様でも満たされない!お金持ちイコール幸せとは限らない
お嬢様の仮名は「カノウさん」。
彼女が初めて来た時、「……孔雀?」って思うような謎なコートを着ていました。
未だにあれは何柄って言うのか分かりません。
そんなカノウさんは、見るからに金持ちって分かる金持ちのお姉さんでした。
しかも、成金系じゃなく、昔からお家が裕福だった、生粋のお嬢様。
しかも一人っ子。
誰かが「金持ちで巨乳だから」と「カノウさん」と名付けた時、その場にいた全員が「遜色ない」と思ってしまった程、「よく分からないけど何かがハイパー強い」オーラの持ち主でした。
そんなカノウさんが、なぜ新宿にある毎年毎年「閉店」の可能性を店長が示唆するような寂れた店に足繁く通っていたのか。
一つは、タクシーでワンメーターの所に住んでいたから。
そしてもう一つは、やはり「満たされない心」を満たしに来ていたんだと思います。
美女の正体は余計なお世話妖怪
カノウさんの正しい年齢は分かりませんが、40歳前後だったと思います。
そしてカノウさんの旦那さんは、カノウさんより20歳も年上。
小さい頃から自分の夢はお母さんになることだったというカノウさんは、「焦り」と「諦め」の間を物凄く高速で揺れ動いていました。
そんな彼女の心の均衡を保つために必要だったのが、ウチの店にいた、当時の私を含む20代前半のスタッフたち。
私たちを架空(?)の弟・妹として扱い、世話を焼くことで、幼少期より溜めに溜めて来た母性本能を小出しに発散出来ていたのです。
(※こうやって書くと、とんだ官能小説の世界みたいな話ですが、カノウさんはソッチ方面では一切揺れ動かない、旦那さん大好きな女性だったので、そういう話は出てきません。)
毎日弁当を持ってくる地獄
店長が完全に心奪われていたのもあって、カノウさんは私たちのシフト表を入手していました。
その上で、全員に次の出勤日までの弁当を作って持ってきてくれるんです。
最初は、一人暮らし組は泣いて喜んでました。
人の手料理なんて年単位で食べてない子もいましたし、単純に食費は浮くし、栄養バランスも考えられてるし、ありがたい限りでした。
でも、それが何ヶ月も続くと、段々辛くなってきます。
なにせバーテンダーですから、お客様からお酒をいただけば飲まないわけにも行きません。
当然、二日酔いになって、食べたくても食べれない日だってしょっちゅうありました。
しかもカノウ弁当は、足りなかったら困るからと、基本量が多め。
どれも私たちがその辺のスーパーで買うものとはレベルが違う食材を使われているし、悲しいまでに発揮される「残しちゃいけない」日本人魂が私たちを苦しめます。
いつの間にかカノウ弁当は、賽の河原弁当と呼ばれるようになっていきました。
結局店長が、「バーテンダーは見た目も大事。全員太って来ちゃったから、たまにご飯に連れてくぐらいにしてくれ」と頼んだら、やっと弁当地獄は終わりを迎えました。
店長の提案が逆効果に
しかし、この店長のお願いが、新しい地獄の幕開けでした。
カノウさんは生粋のお嬢様なので、店員さんと仲良くなったら普通に遊びに行ったり出来るなんて発想がなかったんです。
だからせっせと弁当を持ってくる割に、自宅でのパーティーに呼ぶことはありませんでした。
なのに、気づいてしまった。
新たな地獄の始まりです。
(※バーテンダーと友達になれるかは、店の方針次第です。一切禁じてる所もあれば、本人の意思に任されていたり、同性に限りOKだったり、色々です。ウチは割と放任でした。)
私が味わったのは、引っ越しのための不動産めぐりする時に、何故か本名すら知らないカノウさんがついてきた事件です。
不動産さんの「お母…様?えっ、友人?」っていう困惑の顔は今でも忘れません。
引っ越し先が決まったら、今度は休みの日にIK◯Aに連れて行かれ、何故かカノウチョイスの家具たちを買うことになり、引っ越しした翌日に諸々のインテリア雑貨を持って、ウチにやって来たんです。
そりゃね、一緒に内覧してますからね、住所も割れてますよね。
「断ればいいのに」と思われるかもしれませんが、カノウさんが万が一来なくなったら、ウチの店は今度こそ閉店することになると店長に泣き付かれていたんです。
飲み方も金払いも綺麗かつ豪胆な常連って、芸能人の常連より作りにくいって思うほど、本当に得難いものでした。
しかもそこにいるだけで場が華やぐようなお姉さん。
6年バーテンダーやってて、カノウさんは3本指に入る「イイオキャクサマ」でした。店にとっては。
それがわかってるから、私たちも無碍には出来ないんですが、そんなこっちの事情など一切分からないのがお嬢様のお嬢様たる部分。
家飲みしたいからと言うので渋々家に上がらせれば、勝手に部屋のあちこちを掃除しだすし、彼氏にフラれたっていえば彼氏の家まで乗り込みに行こうとするし、何かあると「カノウ家集合!」という連絡が来て、「カノウ家」の家族会議が開催されました。
もうどっちが面倒を見てあげてるのか分からなくなった頃、ついぞカノウさんの旦那さんが、嫁の無駄遣いに気づいてくれました。
専業主婦だったカノウさんは、旦那さんからお小遣い制限されれば、身動き取れなくなりますよね。
カノウさんの旦那さんはさすが稼げる男なだけあって、カノウさんに犬を何匹か与えることで、愛情の矛先を変えさせるという、素晴らしい対策を取ってくれました。
やっとカノウさんの怒涛の「お世話」が終わり、店長の不安通り、それから1年足らずで店は閉店することになりました。
閉店してから、「カノウ家」だったスタッフたちと飲んだ時、誰もカノウさんと連絡取ってないことが分かりました。
たまに懐かしく思うことはあるし、悪い人ではないこともわかってるんだけど、一回連絡取ったら、また全力で「お世話」されそうで怖くて出来ない。
全員の意見が一致していたので、お金を使うだけでは「絆」や「親愛」は生まれないのだと思いました。
福沢諭吉じゃ心を満たせない
BJにしろカノウさんにしろ、私たちバーテンダーも分かってて利用していた面があります。
そんなことが出来るスタッフがいっぱいいたなら、店はさぞ儲かったと思われるかもしれません。
でも人は「心を金に換える」行為をしていると、罪悪感に押しつぶされて1~2年で辞めてくスタッフが多く、「顔なじみの人間がいつ行ってもそこにいる」ことが一番バーにとって大事だったのに、それが保てなかったのでウチの店は潰れてしまいました。
お金で心を満たそうとしても、心を利用してお金にしようとしても、結局どっちも上手く行かないんです。
どうしたら心を満たせるのか、若輩者である私には断言出来ませんが、それが出来る物の名前は「福沢諭吉」ではないことだけは断言できます。
どうかこの記事を読まれた人が、心にお金なんか持ち込まないようになってくれたら幸いです。
心にお金を持ち込んだ瞬間から、人は「妖怪」への一歩を歩み始めてしまいますよ、と。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
クレジットカードで払うメリットについて。現金でお金を払うのは損ですよ
この夏から、マクドナルドが「クレジットカード払い」に対応するそうです。
マクドナルド、カード払い 今夏から全店で 訪日客に対応 海外の電子マネーも :日本経済新聞
ファストフード店は、様々な理由から、「クレジットカード払い」を嫌がるお店ばかりでした。ですがついに、ファストフード店の代表格「マクドナルド」が、クレジットカード払いに対応しました。
理由は今後オリンピックなどで増える「外国の観光客増加」に対応したことなどが理由として真っ先に上げられるでしょう。
私も普段の生活でできるだけ「クレジットカード払い」を行いたいと思っていたので、これはありがたいニュースでした。
というか私はそもそも、現金で払うよりもクレジットカード払いの方が、はるかにメリットがあると思っています。
「クレジットカードがあってよかった」と思う場面
クレジットカードで支払いを行うと、その支払額に応じてポイントやマイルが貯まることはご存知のはず。その時点で、何のポイントも貯まらない現金払いよりお得なのですが、もう少し想像しやすいように、クレジットカードが役立つ場面を厳選して紹介します。
デート
これは男性に限った話になってしまうのですが、異性とのデートでクレジットカードは大活躍します。
デートで行ったレストランでお金を支払う際、颯爽と財布からクレジットカードを取り出して、そのカードで行う支払い。想像するだにスマートですよね。
特に初デートでは、女性は男性に厳しい目線を送り「値踏み」します。その値踏みの基準の中には、「金銭能力」も含まれています。逆にちまちま現金払いをしている姿は、とても貧相で格好悪いです。「割り勘」なんてもってのほかですよ。
女性から男性への格付けについては、過去記事の中でも触れています。
「年収」と「モテ」の関係について。貧乏でもモテるのか?お金持ちがモテるのか? - カードローンタイムズ
大人数の飲み会
友人間で行う「大人数での飲み会」でも、クレジットカードが活躍します。人数の多い飲み会だと、支払うお金も高額になってしまうもの。その支払いを代表して、クレジットカードで行うことで、自分は一円も損してないのに多くのポイントをゲットできるというわけです。
映画館での映画鑑賞
映画館で映画を見るときも、今や「クレジットカードは必須」です。
最近の映画館の多くは、ネットから座席予約が可能です。座席予約の際には先にお金を支払うことになり、そこでクレジットカードが必要となるのです。
先に座席を取っておけば、後から「座席が空いてない」なんて事態を避けられますし、良い場所を先に選び放題ですよ。
いかがでしょうか。ここで紹介した以外にも様々な場面でクレジットカードは活躍します。日々の支払いをクレジットカード払いに切り替えることで、「金銭管理能力」も高くなりますしね。
というのは、目に見えないものを頭で想像して、その想像上のお金を管理することで、自身の認知能力を高めることに繋がるのです。
あなたの周囲の「仕事ができる人」は皆、クレジットカード払いを行っていると思いませんか?
現金で支払うのは単純に損
よくネットや雑誌など様々なところで、「クレジットカードを使うのは得」だという意見が流れます。
まあ確かにお得なのは間違いないですが、私はむしろ「現金払いは損」とまで言い切ってしまって良いと思っています。
現金払いは、「クレジットカード手数料」まで支払っている
ご存知の方も多いでしょうが、クレジットカード支払いに対応しているお店は、クレジットカード会社へ「クレジットカード加盟金」を支払っています。
お店にとって、これは大きな負担です。商売を行う店舗側としてはその、加盟金という「損失」を見越した値段設定を行うことも多いはず。
クレジットカード手数料がかかってしまっても得になる値段設定。つまり必要以上に少し高めの設定を行うお店はが、実は多いのです。それは飲食店でも、小売店でも同じです。
それらのお店で、クレジットカードでの支払いを行う人は良いのです。クレジットカードを使ったとしても、ポイントやマイル、その他様々な優待特典を受けられるので、少し高めの値段でも問題なくお得でしょう。
問題は現金払いを行う人です。何の優待特典もなしで、いたずらに高いお金のみ請求されてしまっているからです。
現金払いで得られるお得は、現金管理が容易であることで感じられる「安心感」くらいでしょうか?
リテラシーの低さを露見するのはやめて、クレジットカードを作りませんか?
普段、時折友人知人とする会話でこんなものがあります。
「クレジットカード何使ってる?」
「あー俺、クレジットカード持ってないんだよね」
こんな言葉を聞くたび私は、「ああ、この人は普段何も考えずぼんやり生きている人なんだな」と思ってしまいます
こう思っているのは何も私だけではありません。一定以上の常識を持ち合わせている人なら、誰しも同じようなことを考えているのです。
もういい年した大人だったら、「自分は社会的に弱い」という表明はなるべくしないようにするべきです。
三井住友VISAカードでも、アメリカン・エキスプレス・カードでもかまいません。社会で一定以上認められる格のクレジットカードを作りましょう。
それが社会人として恥ずかしくない、「大人の流儀」というものでしょう。
20代半ばを過ぎて分かった!お金をかけて良かったと感じる8つのこと
先日「一人暮らし8年目にしてお金の無駄遣いだと感じた8つのこと」という記事を書いて、改めて無駄遣いの多い人生だったと反省をしていました。
すると同じように一人暮らしで不要な家具・家電を紹介してくれているブログを発見。
すっごい共感です
特に座椅子ね。
友達の家を思い返しても、座椅子持ってるやつはもてないです。
グリーンカラーの座椅子持ってるやつは最悪です。センス0です。
ただ不要なものを教えてくれる人はいても、お金をかけるべきものを教えてくれる人ってなかななかいなくないですか?
そこで今回は20歳半ばを過ぎた私が、「お金をかけてよかった」と感じた8つのことを紹介していこうと思います。(具体的な年齢はまたの機会に)
こつこつと節約に励んでいる一人暮らしの方!ぜひご一読ください。
レースカーテン
これは絶対にあった方がいいです。
お金が勿体ないからと厚手の方だけで済ませてる人もいますが、まじで病気になりますよ。
私も一時期厚手のカーテンだけで暮らしていたのですが、日中も日差しが眩しいので一日中カーテンを閉めていました。
これがかなり精神衛生上良くない。
太陽の光を浴びないと、本当に体内のバランスがおかしくなっていきます。
長期休暇になれば引きこもるぞ~と思っている人こそ、レースカーテンで何とか太陽の光を浴びて欲しいです。
枕
枕は高い方が絶対にいいですね。
さすがに数万円するものに手を出す必要はないですが、3000円出せば人生が変わります。
私も肩こりに悩んで3000円の枕を購入しましたが、劇的に体調が良くなりました。
寝つきもかなり良くなった気がします。
オフィスワークの人は特に枕はこだわるべきです。
新品の本(紙)
本を買うなら中古でも電子書籍でもなく、新品の紙の本を買うべきだと思います。
人間はどうしても簡単に手に入れたものはないがしろにしてしまいますからね。
自分で書店に行って、お金を払って買った本はやっぱり頭に入ります。
それに新品の紙の本であれば、読み終わった後は売ることもできるので、半分ぐらいはお金を取り戻すことができるので、そんなにお金もかかりません。
包丁
自炊をする人は包丁にはこだわりましょう。
料理の負担が全然違います。
ときどきプラスチックの包丁使っている人も見かけますが、肉とか絶対切れないですよね?(笑)
良い包丁であれば生肉もさくっと切れるようになり、料理の味も向上しました。
5000円ぐらいの包丁でもかなり違ってくるので、一度ホームセンターで探してみることをおすすめします。
タクシー代
タクシー代をけちって始発まで待っている人、
もったいないのでタクシー乗りましょうよ
私は1万円までであれば、タクシー乗って帰るようにしています。
始発で帰って次の日の予定を潰すくらいなら、1万円払って家に帰って寝ます。
中には終電逃したからカラオケで時間潰すとか言い出す人もいますからね。
カラオケで3000円使うなら、1万円円払って帰りましょう。
時間はお金じゃ買えないです。
ティッシュ
花粉症のシーズンですが、ティッシュは高いものを使いましょう。
安いティッシュで鼻をかんでると、すぐ鼻の下が痛くなりませんか?
高いティッシュだと全く痛くならないですよ。ノーダメージです。
高いとっても鼻セレブ3個パックで500円程度ですからね。
普段使っているティッシュと数百円しか変わんないです。
今あなたが鼻の下が痛いとして、数百円で治るなら払いますよね?
だったらティッシュにお金をかけましょう。
散髪代
床屋で髪切ってる人は美容院へ行ってください。
旅行
旅行はどんどん行くべきですね。
そして思い出を残していくべきだと思います。
5000円払えばスキューバダイビング付きのプランになる?
払いましょうよ。
どんどん写真も撮りましょうよ。
僕は小学生~高校生の頃の写真が一枚もないので、こう…心にぽっかり穴が空いてるんですよね。
大人になった今、本当に思い出ってお金にかえられないものだと実感しています。
一緒に旅行に行ける人がいるなら、どんどん行った方がいいと思います。
いない人は…行っても行かなくてもいいと思います。一人旅したことないんで分かんないです。
いかがでしたか?
今回は私が30年近く生きてきて、お金をかけて良かったと思ったものを紹介してみました。
もちろん節約することも大切ですが、使う所で使わなければ働く意味もないですからね。
これから新生活を始めるという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
一人暮らし8年目にしてお金の無駄遣いだと感じた8つのこと
あなたは給料日前になると、「何でこんなにお金が無いんだろう…」と毎月悩んでいませんか?
わたしも以前は給料日前になると、Suicaを解約してデポジット代の500円を手に入れたり、ベッドをどかして落ちている小銭を集めたりと大変ひもじい思いをしていました。
しかし、それも昔の話です。
今では給料日直前でも普通にスタバでコーヒーを飲めるまでに成長しました。ショートではなくトールです。おかわりチケットおいしいです。
これもひとえに、無駄遣いが圧倒的に減ったおかげだと思います。
そこでこの記事では一人暮らし8年目を迎える私が、過去を振り返ってみて無駄遣いだったと感じたことを紹介しようと思います。
~豆知識~
Suicaを作る際には、デポジット代として500円取られます。解約することでこの500円は返還されるので、本当にお金に困ったときにはおすすめです。
今思えばお金の無駄遣いだった8つのこと
一人暮らしの洗濯機は無駄!コインランドリーの方がコスパが良い!
一人暮らしに洗濯機はいりません。絶対にコインランドリーで済ませた方がコスパはいいです。
コインランドリーであれば1回300円で洗濯することができ、週に1度洗濯したとしても1カ月で洗濯に1200円程度。一年間でも14,400円しか使いません。
洗濯機を買うとなれば、安いものでも3万円ぐらいはかかってしまいます。
さらにそこから水道代・電気代・洗剤代が追加でかかることになります。
一度洗濯機を買ってしまえれば、元を取るには3年ぐらいかかってしまうんです。
また家で洗濯するとなれば、梅雨時期には外に干すことができませんが、コインランドリーであればそのまま乾燥機にかけることもできます。
どうですか?コインランドリーの方が良くないですか?
私の場合コインランドリー(学生)→洗濯機(社会人1~3年目)→コインランドリー(現在)と移り変わってきましたが、コインランドリー生活の方がやっぱり楽でした。
コインランドリーなら、待っている間に置いてある漫画をタダで読むこともできますしね。
オーナーの趣味にもよりますが、置いてある漫画のラインナップはラーメン屋と似ています。
私は学生時代コインランドリーでゴルゴ13を読み倒し、世界情勢についてかなり学べることができました。
こんな風に空いた時間を有効活用できるというのも、コインランドリーの魅力です。
自炊は難易度が高すぎる、貧乏人は弁当を食べよう
「お金 節約」などネットで検索すると、みんな口をそろえて自炊をおすすめしてきます。
しかし一人暮らしで自炊をして節約するなんて、よっぽど料理の腕・知識がないかぎり無理です。
私も最初のうちは自炊にチャレンジしていましたが、買ってきた野菜をどんどん腐らせていくだけでした。
結局パスタしか食べなくなって、感情を失ってしまいます。
- にんじん
- 玉ねぎ
- じゃがいも
↑この3つの食材を見てカレーしか思い浮かばなかった方は、自炊での節約は諦めた方がいいです。きっと具材を腐らせて終わってしまいます。
第一、余った食材を有効活用できるほど節約意識の高い人であれば、給料日前にお金に困るなんてことないと思います。
節約したいのであれば素直に安い弁当を食べるのが一番です。
格安スマホを使わない人は固定観念を捨てよう
「まじでお金がない」って言ってる人にかぎって、iPhone持っていませんか?
しかもiPhone持っているのに、アプリはゲームしか使っていなかったりしませんか?
おそらく、そういった多くの人は、
格安スマホ=不便
という固定観念を持っているんだと思います。
最近の格安スマホは普通に通話できるし、ネットも見放題だし、どこにいても電波は届くし、普通のライトユーザーであれば不便することはありません。
私も2年前まではiPhoneを使っていましたが、無駄な出費があほらしくなって格安スマホに乗り換えました。
毎月iPhoneに1万円近く払っていたのが、格安スマホに乗り換えれば3000円程度で済むようになり、かなり生活は楽になりましたね。
何となくという理由でiPhoneにこだわっている方は、固定観念を捨てて格安スマホに乗り換えてみてください。
そして浮いたお金を貯めて、ノートパソコンを買いましょう。
20歳を過ぎるとTVゲームの費用対効果は低すぎる
20歳を過ぎるとTVゲームを買うお金が無駄に感じるようになりました。
昔のように時間を忘れて楽しめることができる人ならいいのですが、20歳を過ぎると2~3時間やってしまえば、途端にだるく思うようになってしまったからです。
そして気づきました。
大人になるとTVゲームって娯楽として費用対効果がかなり悪い、と。
お金に余裕がある人ならいいですが、お金がない人が数時間のために何千円も払うのは、やっぱり勿体ないです。
最近はAmazonで簡単にゲームも変えるので、勢いで買っちゃう人も多いと思います。
ただ買う前にYouTubeとかニコニコ動画とかで、一回プレイ動画を見てみましょう。
実況者の声を聞いているうちに、ゲームをやりたいという気持ちも失せていくはずです。
帰省=親孝行は間違いです、呼んだ方が喜びます
地方から出てきた人にとって、痛いのが帰省のための出費です。
私もそうでしたが帰らなければ親不孝をしている気がするし、正直やめたいと思いつつ帰っている方も多いのではないでしょうか。
ただ親にとって大切なのは、家に帰ってくることじゃなくて、子どもが顔を見せることなんですよね。
ということでお金に苦しいなら、行くんじゃなくて来て貰う方がいいですよ。
親にとっても旅行できるし、案外こっちの方が喜ばれます。
タバコに中毒性はありません、気のせいです
私は20歳から25歳までタバコを吸っていましたが、お金の無駄だなともってやめてしまいました。
1週間に1箱でも1カ月で2000円近い出費ですからね、結構な出費です。
別に健康のためでも、家族のためでもなく、思いつきに近い形でやめてしまいましたが、私の場合、ニコチン中毒などは一切ありませんでした。
辞めてから一年近く経ちますが、煙草を吸いたいと感じたことは一度もないんです。
人によるとは思いますが、タバコに中毒性があるというのは結構思い込みが大きいんだと思います。
いざやめてみると、大して何も感じないという方は多いと思います。
タバコをやめることはできないと思い込んでいる方は、一度軽い気持ちでいいんでやめてみることをおすすめします。
1回のデートに1万円以上かけるのは負け
これまでの経験上、デートでお金を奮発して良かったな、と思うことって殆どないです。
だって今付き合っている彼女/彼氏はいずれ(かなり高い確率で)別れてしまいますからね。
別れた恋人にお金を使ってよかったな、と思えるケースってすごく稀だと思います。
もしお金を使わなければ良好な関係を続けられないのであれば、尚更お金を使うべきではありません。いずれそう遠くない未来に二人は他人になっているはずです。
もちろん好きな人には色々してあげたくなるものですが、少し落ち着いて「別れた後に後悔しないかな?」という考え方も持って欲しいです。
お金を使うにしてもプレゼントなど一方的に与えるのではなく、2人で楽しめるものにお金を使うべきだと思います。
漫画を買い揃えるのは友達が喜ぶだけ
面白い漫画を見つけたらすぐに買い揃えてしまうという方はいませんか?
私も「グラップラー刃牙」や「NANA」など、若い頃はつい新品で買い揃えていました。
でも漫画を買い揃えても、本人には何のメリットもないんですよね。
あんまり漫画って何度も読み返さない、というか読み返す時間って凄くもったいないですから。
家に漫画を買い揃えても喜ぶのは遊びに来た友人だけなんですよね。
それに漫画ってかなりスペースを取るので、占領スペース/家賃で考えると実質的に漫画を買い揃えるコストってかなり高いです。
最近は面白い本を見つけても、レンタルをするだけで買うことはしないです。
本があると引っ越しも大変ですからね、漫画を買う際は今後の負担も考えなければならないと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は私が一人暮らしを8年続けて、お金の無駄だと感じたことを紹介しました。
お金の使い方は個人の価値観がかなり関わってくるので、人によってお金を使うべき対象の優先順位は異なると思います。
ただ生活環境や周囲の人たちだけを見て、変な固定観念にしばられてしまうのはよくありません。
給料に前に金欠になりがちという方は、ぜひ私の実体験を参考にしてみてください。
生きてる意味がわからない?それはあなたが「貧乏だから」です
こんな記事が、今週はてな匿名ダイアリーで多くのブックマークを集めていました。
記事の中には完結な、
わからない
という2文のみ。
この2文のみの記事が、700ブックマークという多くのブックマークを集めていました。ということは、この2文がそれだけ多くの人の共感を呼び、多くの人の反感を買ったということ。
かく言う私も、この意見を見て少し言いたい事が思い浮かんだので、ブログに綴ろうと思った次第です。
生きる意味はそもそも「無い」
大前提として、私はそもそも生きる意味なんて「無い」と思っています。これはネガティブな言葉のように聞こえますが、別に悪い意味ではありません。
つまり私は今世を生きていく上で、何か生きる目的、「生きがい」を見つけるのに必死になる必要は無いということが言いたいのです。
人生の帰路に立たされて人生に悩むことがあっても、「こんな自分にも、きっと何か生まれて来た理由があるはず」なんて事を考える必要は無いのです。そんな意味の無いことを考えるのなんて、間違いなく地球上で人間だけ。他の生き物は日々生きるので精一杯だからです。
私の好きな落語家、立川談志がこんな言葉を残しています。
己に自信の無い奴が常識に従う。不安を持つから動き出す。
— 立川談志の名言・格言_bot (@dannshi_bot) 2016年12月29日
人生なんて食って、寝て、やって、終わり。
私も、詰まるところ、人生なんてそんなもんだと思っています。
お金持ちは「生きてる理由」なんかで悩まない
はっきり言って、そんな「生の惑い」はお金で解決します。
どこかの実験で、うつ病で苦しんでいる人にお金をあげたら、うつ病が治った、みたいな記事を読んだことがあります。
多くの苦しみの根源は「お金がない事」に由来するのです。
日々の鬱蒼とした気分も、抑うつ状態も、死にたいその気分もすべて「お金」が解決してくれるのです。
どうしてお金が暗い気分を明るくするのか?
ではどうして、お金があれば暗い気分を解消することができるのか。
それは簡単です。「お金を持っていること」の満足感、そして「お金を使うこと」はおしなべて快感だからです。
人間の脳みそはとても単純な構造をしています。「気持ちいい」と感じていれば、それだけでハッピーなのです。
お金があれば、その「幸せ」を手に入れる選択肢が広く開かれます。
そんなハッピーな人間の脳みそからは、「生きている意味がわからない」なんて発想が出てこなくなるのです。
気分が落ち込んだらどうすれば良いのか?
最初に貼った記事を書いた人が、中学生や高校生など「学生」でもない限り、「生きている意味がわからない」悩みから開放されるのは簡単です。
「自由にお金を使えばいい」のです。
ずっと、「生きている意味がわからない」なんて鬱蒼とした気分を放っておくのは危険です。そんな気分のまま日々を過ごしていると、うつ病に発展しかねません。
早い段階で一度、騒がしく忙しい日常から離れて、自由にお金を使ってみることです。日常から離れるのは、何も長い期間である必要もありません。2,3日程度ほんのささいな休暇を取って、たまの贅沢を楽しむだけで、きっと気分はリフレッシュするはず。もう再び「生きてる意味がわからない」なんてとりとめのない内容で悩むことも無くなるでしょう。
日常から離れて遠出する旅行なんて、気分をリフレッシュさせるのに最適ですよね。
貯金が無いならカードローンでもいいじゃないですか
「お金を自由に使えって言っても、貯金も無いし、給料も安いし」なんてことを思っている方も多いはずです。
それならいっそ「カードローン」で借金してお金を得てもいいじゃないですか。
思い立ったら近所の無人契約機でカードローン契約を結んで10万程度借りたっていい。友人や家族にお金を借りて、他人に迷惑をかけるのよりずっとマシです。
どうせ何したって自分の人生、人からとやかく言われる筋合いはありません。
自由に好きなタイミングで借金するのだって勝手だと思いませんか?
「生きる意味」を考える時間で「お金持ちになる」方法を考えましょう
「どうして生きてるんだろう」なんて考えている時間は、ハッキリ言って無駄です。
悩んだOLがたまに京都とかでやる「自分さがし」くらい無駄。
日々の生活で苦しいと感じたなら、自分の未来のためにも「お金を稼ぐ手段」について考えてみましょう。
株式投資でも良いですし、少ない手持ちから始められるFXでも良いです。
そんな技能を会得するのが煩わしければ、すぐ始められる「副業」を始めるなんてのも良いかもしれません。
とにかく悩んで時間を無駄にしている場合ではありません。お金を稼ぐために行動を開始してください。
「お金持ち」と「貧乏」な人の間で平等なのは、「時間」だけなのです。時間を無駄にしないことを基点に、これから生きてみようじゃありませんか。
「転職」が手っ取り早い
お金稼ぎの手段が思いつかないとしたら、私は「転職」をおすすめします。
転職することで、あなたの生活が根本から変わります。
働く場所も、会う人も、何もかも変わるでしょう。
例えば、総合商社の伊藤忠商事の平均年収は1350万円だと言われています。
このように、高年収の企業への転職を考えてみるのも、生き辛さを抜け出すためにできる一つの手でしょう。
いかがだったでしょうか。今回は、「自由に使えるお金があれば、生きている意味がわからない」なんてことで悩む必要はない…というお話しをしました。今後もし人生で悩んだら、同時に自分の金銭状況を思い返してみてください。